LasKinはLaserTrainコンセプト開発の延長として、
固体レーザーの性能をシンプルかつ正確で信頼性の高い方法で
シミュレーションできるほか、効率的なレーザー設計ツールとして
機能します。
グラフィカルな説明を備えたシンプルで透明なインターフェイスにより、
特別なトレーニングを受けなくても、ユーザーは即座に効果的な
操作を行うことができます。
レーザー物理の基本情報がプログラムに組み込まれているため、
固体レーザーの分野で広範な設計専門知識がなくても、
簡単に操作できます。
■ LasKinは、固体レーザーのダイナミクスの計算モデル化を
目的としており、次の機能が含まれます。
・ダイオードポンピングと非ダイオードレーザーポンピング
・レーザースラブまたはレーザーロッド設計
・カスタマイズされたレーザーメディアを含むさまざまなレーザー材料
・エンドまたはサイドポンピング構成
・アクティブまたはパッシブQスイッチ/シャッター
・フリーランニングおよびQスイッチ操作
・CWまたはパルスポンピング
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■ LasKin ソフトウェアの計算オプションには、次のものが含まれます。
・アクティブメディアパラメータ、レーザースラブまたはロッドの寸法、レーザー共振器、Qスイッチパラメータなど、幅広い入力データを使用して、
レーザー構成の正確な詳細設計が可能 (その他の入力データオプションについては、以下を参照下さい。)
・吸収パワーを、吸収が一定の材料 (Nd:YAG、Nd:YVO4、Nd:YLF、Nd:KGW、Yb:YAG、Er:Yb:Glass)
における
反転分布、ゲイン、および蓄積エネルギーに変換するためのバランス方程式ソリューション
・蓄積エネルギーをフリーランニングまたはQスイッチレーザー出力エネルギーに変換するための運動方程式ソリューション、
巨大パルスの形状と持続時間の計算、ポイントモデル仮定における巨大パルス後のレーザー発振
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■ LasKin は包括的な出力データを提供するため、ハードウェアプロトタイプを構築する前にレーザーのパフォーマンスを「確認」し、
以下のさまざまなレーザー設計パラメータを最適化することができます。
・エネルギー貯蔵効率 (リアルタイムグラフとデータファイル)
・Qスイッチモードでの出力パルスエネルギーとFWHMパルス持続時間
・レーザー照射前とレーザー照射後の期間を含む出力パルス形状 (リアルタイムオシログラムとデータファイル)
・キャビティ内ピーク強度とフルエンス
・光ポンプ効率 - 活性媒体で吸収される総電力と、ポンプランプまたはダイオードによって放出される総電力の比率
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■ コンピュータシステムの最小要件
・800MHz プロセッサ
・Windows XP SP2以降
・512 MB RAM (1GB推奨)
・Net Framework 3.5 および DirectXサポートが必要
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