溶融型デュアルクラッドファイバ(FDCF)カプラ
Fused Dual Clad Fiber (FDCF) Coupler
OCTやバイオイメージングの分野でカスタムの製品を供給してきた経験を活かして、
Gould fiber社は、溶融型デュアルクラッドファイバカプラをリリースしました。
典型的な2x2 FDCFカプラは、図1の様に、2つの向かい合うポートがデュアルクラッドファイバ(DCF)で、
その他の2ポートがマルチモードファイバ(MMF)です。
入射側のダブルクラッドファイバ(DCF)は、シングルモードファイバ(SMF)に、変更可能です。
また、出射側のマルチモードファイバ(MMF)は、図2の様に、2x1FDCFカプラ用に終端処理することも可能です。
入射側のシングルモードファイバ(SMF)又はデュアルクラッドファイバ(DCF)のコア内に入射された光(Port 1)は、
FDCFカプラを通って、直接、デュアルクラッドファイバ(DCF)の内部コア(Port 3)へ100%伝搬します。
デュアルクラッドファイバ(DCF)の第一クラッド内でラウンチされた光は、マルチモードファイバ(MMF)のコア径にも依存しますが、
少なくとも50%のカップリング効率でマルチモードファイバ(MMF)(Port 2)に結合されます。
(より大きなコア径のマルチモードファイバ(MMF)(例:250umコア)は、高カップリング効率)(70%又はそれ以上)を得られます。)
デュアルクラッドファイバ(DCF)には、様々な動作波長範囲があるので、高性能なFDCFカプラを作製するには、
シングルモードファイバ(SMF)を適切に選ぶことがとても重要です。
FDCFカプラは、OCTと超分解能イメージング、ファイバーセンサー、分光学、共焦点蛍光顕微鏡法のような様々なアプリケーションに使用されています。
図1:2x2FDCFカプラ
図2:2x1FDCFカプラ
■特徴
・広帯域波長範囲
・入射シングルモードファイバ(SMF)で100%の伝搬
・マルチモードファイバ(MMF)への高カップリング効率
・低波長依存ロス
■用途
・OCTと超分解能イメージング
・生物/化学ファイバセンサー
・分光学
・共焦点蛍光顕微鏡法
■ 仕様 (Preliminary)
-
仕様 (Preliminary)
動作波長
1250-1700nm
デュアルクラッドファイバ(DCF)
Nufern SM-9/105/125
マルチモードファイバ(MMF)
Nufern 105/125um
Nufern 250um
シングルモードファイバ(SMF)
SMF-28
挿入損失(SM)
Port 1→Port 3 (コア)
≦0.5dB
挿入損失(MM)
Port 3→Port 2 (クラッド)
≦3.7dB
≦2.5dB
パッケージサイズ
φ2.9 x 50.8mm
動作温度
-40℃ 〜 +85℃
保管温度
-40℃ 〜 +85℃
(*) コネクタなしでの値です。
(**) コネクタ種類、ファイバ種類、他の波長範囲での動作などのカプラの仕様は、上記で指定されていません。
(***)カスタム仕様をご希望の場合は、その旨をご連絡下さい。
■ 品番構成
18
入射ファイバ
DCファイバ
MMファイバ
SMファイバ
ポート
パッケージ
コネクタ
ファイバ長
1=SM
2=DCF
12=Nufern
9/105/125um
0.12/0.20 NA
02=Nufern
105/125um
0.22NA
04=Nufern
125um 0.46NA
07=Nufern
250um 0.46NA
00=なし
(入射ファイバ=DCF)
32=Corning SMF-28
1=1x2
2=2x2
メーカより
提案
致します。
なし
ST/PC
FC/PC
FC/APC
SC/PC
SC/APC
SMA
1=0.5m
2=1.0m
3=1.5m
※ 詳しい仕様(Gould fiber社HP)は、
こちら
をクリック下さい。
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株式会社ハナムラオプティクス