レーザチューニング用グレーティング

Laser Tuning Grating

レーザチューニング用グレーティングは、色素レーザ、チタンサファイアレーザ、外部共振器レーザなどの波長チューナブルレーザ用に
設計されたホログラフィックグレーティングです。特定の偏光に対し最大の効率となるように、溝の深さが最適化されています。
同グレーティングはまた、DWDMスペクトルアナライザや合分波器にも適しています。

■ 特 長

・ 低迷光
レーザチューニング用グレーティングとして使用されるホログラフィックマスターは、弊社の低迷光グレーティングと同じ技術で作製されています。従いまして、フラットなアルミニウムミラー表面からの光に比べて、散乱光は非常に小さくなっています。

・ 高効率
正弦波状の溝の深さは、TM偏光(溝に垂直な電界ベクトル)に対し最大の効率となるように最適化されています。波長と構成によっては、TM効率は80%以上となり、場合によっては95%を超えます(絶対効率)。

・ 通信/ファイバオプティクス
これらのグレーティングは、外部共振器レーザのチューニングやDWDMスペクトルアナライザ・合分波器にも適しています。
高周波数のグレーティングを使用することにより、高効率が実現されます。また高角度分散により、装置のコンパクト設計が可能になります。

・ リトローグレーティング
リトローマウント(または自動コリメーション)は、古くからあるレーザチューニングの構成です。グレーティングアパーチャを満たし、高分解能を得るために、レーザビームは、内部共振器のオプティクスを使って、広げられる必要があります。リトロー構成はまた、LDの外部共振器チューニングの用途で、しばしば用いられます。特に、近赤外において、高効率(>90%)が実現されます。

・ グレージング入射(リットマングレーティング)
グレージング入射すなわちリットマン構成は、色素レーザチューニングの最も一般的な構成です。ビームの拡大は必要ありません。あるグレージング入射角内で、グレーティングを照射することにより、高分解能が得られます。フラットで角度調整可能なミラーが、波長チューニングに使用されます。


■ 特性
溝本数(本/mm) サイズ (mm) 波長範囲
/ピーク波長

0600
0700
0750
0800
0890
0900
0930
0940
0950
0955
0975
0990
1000
1075
1100
1200
1350
1400
1500
1600
1630
2000
2100
2200
2400
2700
3000
3600


5 x 25 x 10 mm
8 x 15 x 6 mm
10 x 15 x 10 mm
10 x 20 x 10 mm
10 x 25 x 10 mm
10 x 30 x 10 mm
10 x 35 x 10 mm
10 x 50 x 10 mm
12 x 50 x 10 mm
12 x 64 x 10 mm
15 x 15 x 10 mm
15 x 20 x 10 mm
15 x 30 x 10 mm
15 x 50 x 10 mm
15 x 60 x 10 mm
20 x 90 x 20 mm
25 x 25 x 6 mm
30 x 75 x 16 mm
30 x 110 x 16 mm
60 x 140 x 20 mm
110 x 110 x 16 mm

UV 190-400 nm
UV-VIS
VIS 400-750 nm
VIS-NIR
NIR 750-1600 nm
@ 248 nm
@ 413 nm
@ 514 nm
@ 630 nm
@ 633 nm
@ 635 nm
@ 683 nm
@ 770 nm
@ 780 nm
@ 795 nm
@ 800 nm
@ 850 nm
@ 910 nm
@ 940 nm
@ 975 nm
@ 980 nm
@ 1055 nm
@ 1064 nm
@ 1300 nm
@ 1400 nm
@ 1480 nm
@ 1500 nm
@ 1520 nm
@ 1550 nm


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■ 品番構成

- - × × - - - -
種類 溝本数 サイズ
(溝平行方向)
サイズ
(溝垂直方向)
サイズ
(厚み)
波長範囲
/ピーク波長
偏光方向 次数 入射角
G グレージング
 インシデンス
P プラノ
L リトロー
600〜3600
本/mm
8〜120mm
15〜140mm
6mm
10mm
16mm
20mm
190〜1600nm TM
(TM + TE)/2
-1 75 deg

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株式会社ハナムラオプティクス