Spectrogon社


干渉フィルタ テクニカルノート


 

Spectrogon社では、最先端の蒸着技術と高度な設計基準を用いて光学干渉フィルターを設計・製造しております。

<カスタムサイズにつきまして>
Spectrogon社HPのリストに記載のフィルターは、全て直径25.4mmの標準サイズで作製されています。一方で、ダイシングやカッティングにより、サイズを小さくすることも可能です。25.4mmより小さいカスタムサイズのフィルターをご希望のお客様は、弊社までお問い合わせ下さい。

<波長スペクトルデータ>
すべてのフィルターは、個別に波長スペクトル測定が行われ、そのグラフをつけて出荷されます (同等仕様のフィルターが複数枚あります場合は、ロットごとにグラフを添付します)。波長スペクトルは、室温・垂直入射で測定され、関連する波長範囲でのデータが示されます。
カスタムでの測定も可能です。ご希望の場合は、弊社までお問い合わせ下さい。

<フィルターの取扱いと清掃方法につきまして>
Spectrogon社のフィルターは、厳しい環境条件下での使用も考慮し、設計・製造されています。一方で、全ての光学製品と同様に、取扱いや保管に配慮をする必要がございます。フィルターは、出荷前の検査を行った後、特製の保護容器に入れられて出荷されます。ご使用前のクリーニングは、通常不要です。

取扱いに際しましては、フィルターにダメージを与えない様、ご注意下さい。フィルターは、基板の縁を保持し、フィルター表面に触れることのないようにして下さい。作業は、クリーンベンチなどの、クリーンな環境の下で行って下さい(クリーンルーム内での作業が理想です)。

フィルターの表面に汚れ・染みが見つかりました場合、洗浄により除去できる可能性があります。基板やコーティングが水溶性でない場合は、下記の手順に従い、微温水または中性洗剤で汚れを除去できる可能性があります。
・水または中性洗剤で、レンズクリーニング用ティッシュを濡らします。それを使って、軽くフィルターの表面を拭きます。
・蒸留水で洗い流した後、直ちに、レンズクリーニング用ティッシュで水分を除去します。

フィルターを空気中で放置し乾燥させた場合は、除去困難な染みが生じる可能性がありますので、ご注意下さい。

水や中性洗剤による洗浄で、汚れの除去が困難な不純物の場合、もしくは、基板やコーティングが水溶性の場合、イソプロピルアルコールやアセトンによる洗浄をご検討頂けます。

これらの溶剤でレンズクリーニングティッシュを濡らし、数度フィルターの表面を拭きます。その後、直ちに、レンズクリーニングティッシュでレンズの水分を除去下さい。

上記の記述につきまして、不明な点がございましたら、弊社までお問い合わせ下さい。


※ メーカーHPの原文は、こちらをクリック下さい。
※ Spectrogon社HPは、http://www.spectrogon.com/をクリック下さい。     

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