【特 長】
・ 低損失と後方反射
・ 高いアイソレーション
・ 温度変化による分岐比の変動が少ない
・ コンパクトなパッケージ
・ 目的の波長に最適な偏波保持ファイバを使用
【製造法について】
偏波保持ファイバを最適なガラスU溝上で固定した後、コア部分を歪ませる事の
無い様に、同ファイバの応力付与部と一緒にクラッドを平面に研磨します。
同研磨加工において、もう一方の応力付与部の特性は維持されなければなりません。
同等の研磨加工をした2本の偏波保持ファイバの平面同士は、偏向軸を
アライメントしながらオプティカルコンタクトする事で、エバネッセント波の相互作用に
よりコアとコアが結合します。
ガラスU溝上で精度高く固定した2本のファイバの結合により、広い温度範囲で
最適な応力付与部が保てます。
これらの技術により、-30dBの偏向アイソレーションが達成されます。
エバネッセント波カプラは融着等によるコアへの歪みがなく、テーパー技術も
必要としませんので、融着法でのカプラとは異なる利点があります。
一般的にこれらのデバイスは、低損失かつ後方反射です。
また、光の相互作用が1-2mmと短い為、パッケージを小型化する事が出来ました。
2本のファイバの境界線は同一の石英間のオプティカルコンタクトで解決されます。
ファイバの屈折率や厚さを変えてしまう材料はありません。
研磨法で製造されたカプラは、融着法で製造されたカプラと同等の利点があり、
どの温度環境においても安定性を保つことが出来ます。
■ 仕様
品 番 |
954P |
波長 |
0.488 - 2.04um |
偏向アイソレーション |
-30dB〜-20dB |
分岐比 |
50/50, 80/20, 90/10, 99/1, その他 |
分岐比の公差 |
50/50:±3% (標準)、±2% (カスタム)
80/20:±2% (標準)、±1% (カスタム)
90/10:±1.5% (標準)、±1% (カスタム)
99/1 :±0.25% (標準) |
動作温度 |
-15〜55℃ |
超過損失 |
<0.1dB :>980nm,
<0.15dB:700-980nm
<0.2dB :590-700nm |
後方反射 |
-70dB (Typ.) |
パッケージ |
250umベアファイバ用(15x2.54x2.54mm)
900umハイトレルチューブ用(20.32x3.56x3.56mm)
3mmケーブル用(63.5x63.5mm) |
ピグテール |
1m(標準)又はご希望の長さ |
ファイバ端子 |
FC/SPC, FC/APC, LC/APC, SC/APC, SC/APC |
※ メーカHPは、こちらをクリック下さい。
http://www.evanescentoptics.com/
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