CdSe 結晶

DIEN TECH (中国)
CdSe非線形結晶の最大の特長は、中赤外範囲のチューニングが大幅に広いという点にあります。
OPO励起の差周波混合では、9.4から24.3umという極めて広い範囲の位相整合チューニングが可能です。
CdSe結晶の透過波長は、0.8um辺りから始まり、遠赤外線である24um辺りまで、高い透過率を示しています。
24.3um辺りが透過波長の限界です。赤外格子振動による吸収が始まる波長24.3umの吸収係数は、1.5cm-1です。
また、18.5um辺りを中心とする狭い帯域に不純物吸収があります。不純物の濃度にはばらつきがあり、吸収量は結晶ごとにばらつきがあります。
非線形光学材料として広く使用され始めたのは、1970年代からです。OPG、OPO、DFG(アップコンバージョン)用に広く使用されました。
最初に、波長10から20umのチューナブルピコ秒パルスレーザーが発明されました。
さらに、OPGおよびOPOで、それぞれ8-13及び7-12 µmのチューナブルレーザーにも使用されました。ピーク出力はメガワットレベルを達成しました。

基本物性と仕様:
Structur Wurtzite (Hexagonal)
Density 5.81g/cm3
Young's modulus 5 x 1011 dyne/cm2
Coef. of Thermal expansion (500K) α1 = 6.26 x 10-6/K; α3 = 4.28 x 10-6/K
Specific heat 0.49J/gK
Thermal conductivity (at 25℃) 0.04W/cmK
Max. transmittance (λ = 2.5-15μm) ≥ 71%
Absorption coef. (λ = 10.6μm) ≤ 0.0015cm-1 (including 2 surfaces)
Refractive index (λ = 10.6μm) no = 2.4258, ne = 2.4437
Max. single crystal diameter/length φ50.8 x 40mm
Max. IR optic blank diameter/length φ50 x 50mm or plate 60 x 60 x 6mm
Surface quality As-cut, 60/40 scratch*dig per MIL-0-13830
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