IRflex社
IRF-Se カルコゲナイド近~遠赤外線ファイバ
(1.5~10um用)



 IRflex社製カルコゲナイドガラスは、カルコゲン元素(硫黄、セレン、テルル)に、ヒ素、アンチモン、ゲルマニウムなどの元素を加えたものです。
石英と比較して、スペクトルの中赤外および遠赤外帯域での透過率、低フォノンエネルギー、高屈折率、非線形性などの有望な特性を
持っています。カルコゲナイドガラスファイバは、中赤外帯域でのレーザー照射、化学センシング、熱画像や温度監視の用途に適しています。



IRF-Seシリーズ

◆ IRF-Se-100

◆ IRF-Se-100 (R&D)

◆ IRF-Se-300

◆ IRF-Se-12

特長と用途
仕 様
メーカ資料




IRF-Seシリーズ
 IRflex社製近〜遠赤外線(LWIR)ファイバは、超高純度カルコゲナイドガラスAs2Se3で構成されており、1.5~10umの近〜遠赤外波長を高い伝送効率で
生成・伝搬するように特別設計・製造されています。その非線形性は石英ガラスファイバの約1000倍です。


 ◆ IRF-Se-100
 IRflex社製IRF-Se-100マルチモード近〜遠赤外線ファイバの伝送範囲は1.5~8um、3.95umの最小伝送損失(typical)は0.29dB/mです。
 
 ◆ IRF-S-100 (R&D)
 IRflex社製IRF-Se-100(R&D)マルチモード近〜遠赤外線ファイバは、伝送範囲が1.5~10umと最も広く、5.98umの最小伝送損失(typical)は0.58dB/mです。
 ◆ IRF-Se-300
 IRflex社製IRF-Se-300マルチモード近〜遠赤外線ファイバの伝送範囲は1.5~9.7um、2.59umで最小光損失(typical)は0.21dB/mです。 医療用レーザ用に設計されました。


 ◆ IRF-Se-12  
 IRflex社製IRF-Se-12シングルモード近〜遠赤外線ファイバの伝送範囲は1.5~9.7um、2umの最小光損失(typical)は0.32dB/mです。 このSI型の
近〜遠赤外線ファイバは、コア径12um、NA0.47、コア屈折率2.7で、7.4umのカットオフ波長を超える範囲で常にシングルモードとなります。
広帯域でシングルモードのファイバとして、近〜遠中赤外線の伝送や、スーパーコンティニウム生成に使用可能です。




特長と用途 ページ上に戻る  
 ◆ 特長  ◆ 用途
  • 低損失
  • 1.5~10umの広い伝送範囲
  • 高出力ハンドリング強度
  • 高い柔軟性
  • 中赤外ビーム伝送
  • IR分光法
  • 化学センシング
  • 科学的・医学的な診断IRイメージングシステム
  • 非線形スーパーコンティニウム生成




仕 様 ページ上に戻る  
ファイバ型番 IRF-Se-100 (R&D) IRF-S-100 IRF-Se-300 IRF-Se-12
 コア径(um)  100  100  300  12
 クラッド径(um)  170  170  370  170
 コーティング径(um)  330  330  550  330
 コア/クラッドの組成   As2Se3  As2Se3  As2Se3  As2Se3
 透過範囲(um)  1.5~10  1.5~8  1.5~9.7  1.5~9.7
 コア屈折率  2.7  2.7  2.7  2.7
 NA  0.271  0.275  0.3543  0.47




メーカ資料 ページ上に戻る  
IRF-Se-series-LWIR-Fiber-Datasheet_V202101
IRflex Standard Cable Ordering Chart_20210112V1
MIR Chalcogenide Fiber and Devices published at PW2015





 
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