IVG Fiber社 Spun, PM fibers
スパンファイバ、PMファイバ

 
スパンファイバ
 母材を回転させながら線引きすることで、独特な性質を持つファイバが完成します。ファイバの不均一性が全方向で平均化され、ファイバの複屈折が効果的に相殺されます。
 (局所的ではなく)全体的な複屈折がゼロに近い場合、ファイバを曲げた状態・捻った状態であっても、円偏光を保持できます。
直線偏光のみを保持する従来のPMファイバや、特別な取り扱いが必要なアニールファイバとは異なり、IVG Fiber社の低複屈折ファイバは直線偏光と円偏光どちらも保持することができ、また、長距離でも偏光の歪みを最小に留めることができます。
 応力が組み込まれた高複屈折母材により、曲げ・捻じれに強く、巻き数の多い状態でも偏光を妥当な精度を保持できるファイバを製造できます(費用の掛かるアニーリング工程を含まない)。この場合の偏光精度は、ファイバの長さに関係なく、小さな一定の誤差をもたらす局所的(瞬間的)な複屈折に依存します。

 
LB650 LB1060 LB1300 LB1300RC
動作波長(nm) 600~900 900~1100 1300~1600 1300~1600
カットオフ波長(nm) <580 <915 <1280 <1280
Beatlength(mm) 4 7 13 13
Spin period(mm) 3 3 3 3
減衰(dB/km) 6 6 4 5
モードフィールド径(um) 6 8 9 9
クラッド径(um) 125 125 125 80
コーティング径(um) 250 250 250 200
コア・クラッドの同芯度(um) <0.5 <0.5 <0.5 <0.5
Cladding offset
(um)
<5 <5 <5 <5
コーティング材質 アクリレート アクリレート アクリレート アクリレート
Proof test(kpsi) 100 100 100 100
曲げ半径(mm) >20 >20 >20 >12
 

楕円コアファイバ
 IVG Fiber社の楕円コアPM1300-10ファイバは消光比が高く、曲げ・捻じれによるストレスの影響がありません。従来のPMファイバとは異なり、楕円コアファイバの複屈折は温度依存性が低く、パンダファイバの1/10程度です。
  
コアの形状により、SMF、パンダ、ボウタイの従来の円形コアファイバの融着損失は非対称になります。円形コアから楕円コアでは0.5 dB、楕円コアから円コアでは2.5dBです。

         特長
  • 消光比が高い
  • カップリング損失が低い
  • 温度依存性が低い
用途
  • 光ファイバジャイロ
  • 光電流センサ
  • 光増幅器

PME1300-10
動作波長(nm) 1300~1600
カットオフ波長(nm) <1280
Beatlength(mm) 9
減衰(dB/km) 8
モードフィールド径(um) 13 x 8
クラッド径(um) 125
コーティング径(um) 250
コア・クラッドの同芯度(um) <0.5
Cladding offset
(um)
<5
コーティング材質 アクリレート
Proof test(kpsi) 100
曲げ半径(mm) >20
 ※メーカ仕様書はこちら

 

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