HB ボータイ型偏波保持ファイバ

センサー、研究用途向けの高NA&曲げ感度の低いファイバ


          ● 波長488nmから1550nmまで、7種類のファイバでカバー
          ● 通常、メーカ在庫から即納
          ● 良好な偏光特性(内部損失を最小化しながら複屈折を最大化)
          ● 消光比-30〜-35dB(典型値)
          ● 高NAにより、低曲げ損失(マクロ&マイクロ)

一般的なシングルモードファイバは、直交する2つの直線偏光モードとして伝搬します。
これらのモードは強く結合しているため、伝搬する光は、温度変化等によって生じるや光場の僅かな摂動で、
2つのモード間を行き来します。
この不安定さの結果として、2つのモード間パワー分布(=出射光の偏光方向)がランダムで時変的です。


一方、Fibercore社のHiBi偏波保持ファイバは、基本的な伝搬はシングルモードですが、
直線偏光モードの結合は弱くなります。
複屈折が高くなると、直線偏光モードの結合は弱くなるため、2つのモードに入射された光は
行き来(=クロスカップリング)出来ないため、結果として、伝搬した光の偏光は保持されています。



■ 仕様
- HB450a HB600 HB750 HB800 HB1000 HB1250 HB1500
 設計波長1 488nm -
514nm
633nm -
688nm
780nm 830nm 1064nm 1300nm 1550nm
 カットオフ波長 350nm -
470nm
500nm -
600nm
610nm -
750nm
600nm -
800nm
840nm -
1020nm
1030nm -
1270nm
1230nm -
1520nm
 N. A. 0.10-0.13 0.14 - 0.18
 モードフィール径2 3.6um 3.2um 4.0um 4.2um 5.4um 6.6um 7.9um
 減衰値
   @設計波長3
<100dB/km <15dB/km <8dB/km <5dB/km <3dB/km <2dB/km <2dB/km
 ビート長4 <2mm
 プルーフテスト 1.0% (100kpsi)
 クラッド径 125um±1um
 コア偏芯 <0.75um <1.0um
 コーティング径 245um±5%(2層アクリレート)

1. 設計波長は、そのファイバが使用される代表的な波長です。
   通常、ファイバのカットオフ波長から最大200nm長い波長まで、シングルモードで伝送されます。
2. モードフィールド径は、NAとカットオフ波長を使用して予測的に算出された、伝送波長における値です。
3. 減衰値は、最も短い波長の光を伝送した場合に想定される最も低い値で表されています。
4. 全てのHBファイバに対して、ビート長は波長633nmで測定されています。ビート長は、伝送波長によって変わります。
a. HBファイバのコアにはゲルマニウムがドープされています。設計波長488nmと514nmにおきましては、
  カラーセンターが生じ易くなりますので、入射パワーは慎重にご考慮下さい。詳細情報はこちらです。


■ メーカ仕様書


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