Fiberguide社の特許技術RARe Metheye
Fiberは、ファイバ端面にランダムナノ構造を形成する特殊な加工です。 この加工によりARコーティングと同じ効果を得ることができます。
更に、通常の薄膜ARコーティングより広範囲の波長で使用することができ、耐久性・ダメージ閾値も優れています。
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RARe Motheye Fiber ナノ構造の電子顕微鏡写真 |
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ARナノ構造面の反射スペクトル
※複数のバッチで最も反射率が低くなる波長を つないだカーブです。 1バッチでこのカーブを得ることはできませんので、
お問い合わせの際はご使用波長をお知らせください。 |
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通常ならコーティング面にダメージが入ってしまうハイパワー伝送でも、RARe Motheye
fiberは使用することができます。
石英ファイバの端面に加工された微細構造がARの役目を果たしており、端面には何も成膜されていません。 そのためダメージ閾値はノンコートのファイバと同等です。
この構造により、ARの帯域はARコートよりも約20倍広くできます。
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【仕 様】 |
ARタイプ |
ランダム ナノ構造(誘電体多層膜コーティングでない) |
使用可能な波長範囲 |
400〜1550nm、他波長はご相談 |
ファイバサイズ |
コア径
3um〜2mm |
反射率 |
<0.05% @
460nm〜1550nm * ご希望に応じて、さらに低い反射率も可能です |
AOI |
0〜60° |
ダメージ閾値 |
59J/cm^2
or <3250MW/cm^2 テスト条件:1064nm, 16.4ns, 20Hz, 照射径0.405mm |
洗浄手順 |
直接手で触れないでください。 N2 (乾燥窒素)またはCO2ブローを使用し端面を掃除して下さい。 実際の洗浄手順の動画はこちら |
規格 |
ISO
9001:2008、 ISO 13485:2003 |
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【一般的な用途】 |
・ デジタルプロジェクション |
・ レーザ溶接/切断 |
・ 医療用レーザ |
・ 軍事・防衛用レーザ |
・ 航空宇宙 |
・ LIBS、プラズマ分光 |
・ 生体分析器具 |
・ レーザマーキング/彫刻 |
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