1974年にMarcel Poulain教授と弟のMichel氏がジルコニウム、バリウム、ランタン、ナトリウムフッ化物で構成された重金属のフッ化物ガラスZBLANを発見し ました。ル・ベール・フリュオレ（Le Verre Fluoré）社は1978年にフランスのブルターニュに設立されて以来、同社はIR fiber、ガラス光ファイバ、マルチモード・シングルモードファイバ、レーザ光源や光学センサーにおけるフッ化物ガラス技術の第一人者となっています。 ZBLANガラスは1979年に定義され、同社は1992年に世界初のシングルモード、 ZBLAN、偏波保持ZBLAフッ化物ガラス光ファイバの生産を開始しました。 その後もフッ化物ガラス技術の研究と共にフッ化物ガラス光ファイバやIRファイバレーザ、偏波保持ファイバの技術革新を30年以上に渡り続けています。現 在では、同光ファイバの研究開発で培った技術や経験を基に、希土類元素ドープフッ化物ガラス光ファイバ等の機能性光ファイバも製品に加え、常に新製品の開 発に注力しています。

■特長

■応用例
 
・石英光ファイバでは透過しない2~5um帯におけるレーザーパワーの伝送や計測分野で の使用
・[希土類元素ドープフッ化物ガラス光ファイバ]アップコンバージョンレーシングによる、緑色、青色及び中赤外光レーザーや、 
  通信波長である1.3um及び 1.5um帯の信号光を直接増幅させる光ファイバアンプ等の使用

■応用例フッ化物ガラスZBLANの特性値

■マルチモード

標準仕様	標準200/250um ZFGマルチモードファイバ(ZBLAN)の減衰
使用波長 0.3~4.3um
コア径 クラッド径 コーティング径 100um 150um 220um 200um 250um 340um 300um 350um 500um 400um 450um 610um
NA 減衰dB/m 0.2 ≦0.05 @ 0.3~3.4um ≦0.1 @3.4~3.6um ≦1 @ 3.6~4.3um
曲げ半径 動作温度 ≧50mm -180 ~ +150℃

標準仕様	コア200/クラッド250um IFGマルチモードファイバの減衰
使用波長 0.3~5.3um
コア径 クラッド径 コーティング径 130um 200um 250um 200um 250um 340um
NA 減衰dB/m 0.3 ≦0.05 dB/m@ 2~4.1um ≦0.1 dB/m@ 1.7~4.3um ≦1 dB/m@ 0.3~5.3um
曲げ半径 動作温度 ≧50mm -180~150℃

標準仕様	コア200/クラッド250um AFGマルチモードファイバの減衰
使用波長 0.3~4um
コア径 クラッド径 コーティング径 200um 250um 340um 450um 480um 600um 200um 250um 275um
NA 減衰dB/m 0.3 ≦0.05 dB/m@ 2~4.1um ≦0.1 dB/m@ 1.7~4.3um ≦1 dB/m@ 0.3~5.3um
減衰dB/m ≦0.05dB/m@ 2~4.1um ≦0.1 dB/m@ 1.7~4.3um ≦1 dB/m@ 0.3~5.3um
曲げ半径 動作温度 ≧50mm -180~150℃

■シングルモード

標準仕様	ZFGシングルモードファイバの減衰
使用波長 0.3~4.3um
コア径 クラッド径 コーティング径 6.5um 125um 200um
NA 減衰dB/m 0.23 ≦0.05 dB/m@ 2~3.4um ≦0.1 dB/m@ 3.4-~3.6um ≦1 dB/m@ 3.6~4.3um
カットオフ波長 1.95um
曲げ半径 動作温度 ≧20mm -180~150℃

備考：　上記全てコネクター付きの光ファイバーケーブルでの供給も致します。